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ぷりめ〜る 12号

『ぷりぱ』からのおたより 2005年3月号

ぷりぱもスタートして5年目を迎えました。皆さまに支えられてここまでこれました。
感謝の気持ちでいっぱいです。今、引っ越しと新たな活動の展開を準備しているところです。皆さまに具体的なものを早くご報告できればと思っています。皆さまの想い、ぷりぱへの期待などお聞かせください。皆さまと共にこれからのぷりぱを創っていきたいと願っています。

〜5周年記念第1弾イベントのお知らせ〜
10月23日(土)10時〜15時(西武庫公園)
*雨天時、24日に順延

地域交流会に参加し、バザーをする予定です。 
今回もたくさんのバザーの品物を提供していただきました。お礼申しあげます。
たくさんの御参加をスタッフ一同お待ちしています。

お問い合わせ:ぷりぱスタッフか山崎まで・・・・


〜 成人式特集(前回のつづき)〜

大勢の人が集まる中、ステージに立ち、とても緊張しました〜。
ちょっと疲れぎみの中、写真を撮ってもらいました

《夏の活動》

今年も尼崎養護学校内のプールをお借りしました。 ありがとうございました。
みんな子供にかえったように大はしゃぎっ!!   (スタッフが。。。)


人間の神秘

・・・生命の力は時に私たちの想像を越えています。私たちはたくさんの出会いの中で何度感じてきたことでしょう。身体、神秘なる宇宙。そんな風に感じる出来事がありました。 
ある日Yさんはお父さんとお母さんの三人でお散歩に出かけました。途中突然のアクシデント、Yさんが転倒したのです。一瞬の出来事です。Yさんは病院へ。頭部レントゲンは異常なしで一安心。しかし、顔面に傷を負い、前歯が2本抜けてしまいました。

 Yさんは笑顔がとてもすてきな人、その笑顔は周囲の人を幸せにしてくれます。お父さん、お母さんは、笑顔が魅力なのにと、前歯が抜けたことを自分たちの不注意だと責めました。悔やんでも悔やみきれないと。悩んだ末、意を決して、歯医者さんに相談したのです。 

 実は、彼女は20歳を過ぎるまで歯の治療を受けたことがありませんでした。ご両親は、以前の経験から、治療を受けるのは無理だとずっとあきらめていたのです。この先生はゆっくりと彼女との信頼関係をつくり、生まれて初めて彼女の歯の治療をしてくれた歯医者さんだったのです。だからこそ、お母さんの必死の思いを受けとめて下さったのでしょう。

 先生はなんとかやってみましょうと、抜けた歯をもう一度さし込み、ワイヤーで両脇の歯に固定するという方法をとったのです。先生がおっしゃるには、Yさんの身体が一度抜けてしまった歯を自身の身体の一部と感じたら歯茎が歯をしっかりつかまえてくれる、もし、異物と感じたらはじき出してしまうのだそうです。確信はできない、身体が自分だと感じてくれるかどうかなのだと。それから3ヶ月余り、彼女の歯茎は歯をつかまえようと今も必死に頑張っています。

 生命の営み、身体の神秘を感じずにはいられません。この2本の歯が彼女自身になってくれるのか、まだ答えはでていませんが、 結果がどうであれ、最後まであきらめなかったご両親、その強い思いに応えてくれた歯医者さん、周りの愛情に支えられて、一度離れてしまった歯を自身にとり戻そうとしている彼女の今があります。 生命の力を信じ、祈るだけです。


ガイドヘルパーを利用して20人が同窓会に参加

 7月25日(日)、県立阪神養護学校の同窓会にガイドヘルパーとして参加しました。ぷりぱを普段より利用されている方々に数多くお会いでき、繋がりを始め、様々な情報を共有することができました。有難うございました。参加してみて思いを強くしたことがあります。それは、司会進行をされていた方の、「本日は400人からの参加者ですが、昨年からスタートした支援費制度を利用して20人のガイドヘルパーも参加しています。皆さんも、この制度を利用しどんどん社会参加して楽しみを増やしてください。…」の発言です。 なんと素晴らしいことでしょう。これをみましても、障害者支援費制度が、いかに貴重かをあらわしています。

ともし火を消さないで

 そのガイドヘルパー制度を含む支援費制度が、ご存知の通り今、危機的状況にあります。国は具体的 内容を明らかにしないまま、介護保険と支援費制度との統合・一本化の試案を9月に出そうとしています。

 危機的状況と言ったのは、介護保険には、ガイドヘルパー制度がありません。統合に際して、この貴重 なガイヘル制度のともし火が消えて無くなるってことは、断じてないでしょうね。それにつけても、しょうがい当事者が心配で怒り心頭なのに、どうして国は具体的内容を明らかにしないんでしょうか。まだあります、不信は。

  1. 介護保険は身体介護で1日3時間分しか利用できません(月35万円の利用限度額ですので)。支援費制度では、原則ニーズにそって時間数が認められています。人の一生を左右し、生死に関わる重大 事にもかかわらず、これについても国は何も応えてくれません。
  2. 介護保険では「要介護度4」又は「5」の半数以上が施設で暮らしているという実態があります。しょうがい の重い方は施設へという流れに、逆戻りしてしまう状況にならないかという不安があります。施設入居を一 方的にもとめられても困ります。どんなにしょうがいが重くても地域・街中でごくあたりまえに暮らす「共生」が、 そういう社会づくりが、これからの福祉の基本・土台となるべきではないでしょうか。
  3. 利用料1割負担の介護保険がしょうがい者にも適用されると、同居家族全員の扶養義務強化となり、 当事者自身の親・きょうだいからの独立が遠のきます。
  4. そもそも、介護保険と支援費制度の自立理念が違います。前者は、介助を使わなくなることが自立(要 介護状態でなくなることが自立)。後者は、介助を使っての自立うんぬんの世界なのです。

(厚労省社会保障審議会障害者部会、6月18日 DPI日本会議
中西正司からのヒアリング資料から)

頼んまっせ、厚生労働省

 朝日新聞の全国都道府県知事はじめ市区町村長あてアンケート結果によると介護保険と障害者福祉を担い、利用者の実情や制度の問題点を肌で感じている市区町村の48パーセントがこの統合に反対という(7/28付朝刊)。  この日の新聞で、東京都武蔵野市長は次のように言ってます。

 「支援費の補助金が足りないと言っても百数十億円だ。これは予算編成の問題であり、いきなり制度論に結びつけるのはおかしい。」従前の施設福祉に手をつけず、支援費制度に金がないは到底いただけない。もちろん、福祉哲学の欠如も大きい一因となっている。 ともあれ、今、人の生き方を左右し、生死に関わるといっていいこの問題から目が離せない。


おすすめ〜る(新コーナー)

 今回号からぷりぱ厳選の『おすすめ』を掲載していきたいと思っています。今回は、あるお母さまが差し入れて下さった手料理がとってもおいしかったので、皆様にそのレシピを一部ご紹介します。

夏の疲れ、食欲のない時におすすめのちらしずし
 かために炊いた炊きたてのご飯にあつあつの寿司酢(砂糖半カップ、酢1カップ、塩小さじ1強)をまぜて冷まします。甘辛に煮て冷ましたアナゴ、青シソ、みょうが、塩もみしてかたく絞ったキュウリ、柚子、(あるいはすだち)をまぜてできあがり。
あつあつのご飯にあつあつの寿司酢を混ぜるのがよくなじむためのポイント、そして、かすかな柚子の香りが味をひきたてます。
是非ぜひお試しくださ〜い


訪問美容のお知らせ

訪問美容 Eternal Beauty
美容室へ行くことが出来ない方のために美容がご自宅までお伺いいたします。(ヘルパー2級・難病ヘルパー有資格)
料金・カット2000円(ぷりぱ内でのカット料金)
ご自宅へのカット料金、出張料などご気軽にお問い合わせ下さい。詳しくは、ぷりぱまで
エターナル ビューティー(永遠の美)オフィス

tel 06-6493-7105
携帯 090-4567-8967
E-mail:eternal-beauty@hcc6.bai.ne.jp

*視聴覚しょうがいがある方もお気軽にご相談ください。
*すでに何名かの皆さまにご利用いただいてます。ありがとうございます。 
(また、感想や希望等のお声をお寄せください。)


あとがき

ぷりぱのホームページ更新が長い間滞ってしまい、たいへんご迷惑をおかけしています。 ただいまスタッフ紹介編の更新制作中です。スタッフも増えたりして名前が分からなかったり又、似ているスタッフの見分けがつかなかったりと言うお声も頂き、写真や、コメント等もくわえていく予定で〜す。完成次第更新予定ですのでまたまたのぞいてみてください。